インタビュー|一般社団法人 富山アジア交流協会

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インタビュー

大越工芸品製造株式会社 代表取締役 大越 忍

大越工芸品製造株式会社
代表取締役大越 忍

高岡の茶道具からはじまった
経済交流と文化交流をさらに盛りあげていきたいです。

これまでのアジアでの活動を教えてください

ohgoshi02鋳物のまち高岡の職人が手掛けた茶道具を、上海、香港、台湾などに輸出しています。おもに取り扱っているのは、銀、銅、鉄でできた瓶、急須、香炉など。お茶を嗜む茶文化は中国が起源ですが、お茶を道とする茶道は日本が起源であることから、中国のお客様はこれらの製品を日本の固有的かつ伝統的なものとして受けいれていらっしゃいますね。さらには、製品そのものが体現する意匠性、機能性、安全性といったジャパンクオリティも愛でていらっしゃいます。また、いま、世界的な抹茶ブームが起こっているということで、輸出用の抹茶「JAPANESE ORGANIC MATCHA」を開発しました。飲むのはもちろん、お菓子にしたり、調味料にしたり、国によってさまざまなアレンジで親しまれているようです。

今後アジアに期待することは何ですか?

ohgoshi03数年前、富山アジア交流協会の視察で台湾にいったとき、現地の茶道具店に飛びこんで営業をかけたところ、幸いにも当社の製品を気に入っていただけ、パートナーとしてのお付き合いがはじまりました。このように販路拡大のチャンスを得られることもあるので、当協会には視察の機会をできるだけ設けていただきたいですね。可能であれば、現地にスタッフを配置するなどして、最新のかつ有益な情報を受発信していただきたいとも感じています。なぜなら、ビジネスのグローバル化が加速する現代では世界が競争相手。あらゆる分野のあらゆるモノをつくれる稀有なまち、高岡のすぐれたポテンシャルを、アジアで、世界で、さらに発揮できるようになるかもしれないからです。 

これからの目標を教えてください

ohgoshi04これまではおもに卸売りを展開していましたが、これからはより積極的に小売りを展開していきたいと考えています。じつは、いま、茶道具を販売する店舗を計画中で、開店したあかつきには、高岡の職人が技を尽くした、瓶、急須、香炉などを間近に見ていただけるようになります。日本のみなさんにはもちろん、観光などで富山に来られたアジアのみなさんにもぜひ足を運んでいただいて、高岡鋳物ならではの情趣を感じていただきたいですね。また、それらの茶道具をつかった呈茶会を開催して、日本の茶道や茶文化を発信していければともおもっています。逆に、日本のみなさんに中国茶の素晴らしさを体感していただくイベントを開催するのもいいですね。お茶を通じた文化交流で、お互いの距離を縮め、理解を深められたら、わたしにとってこれほどうれしいことはありません。

PROFILE

仏壇製造でつちかった高度な技術をいかし、金箔加工、金箔ガラス加工、金銀製品製作・販売などを実施。とくに茶道具はさまざまなものを取り扱っており、アジアのみならず欧米などへの輸出もおこなっている。

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